本日より店頭で販売を開始したニカラグア La Picona の品種はParainema(パライネマ)。Parainema(パライネマ)とはどんな品種なのか?
近年、スペシャルティコーヒーの世界で急速に注目を集めている品種があります。
その名は Parainema(パライネマ)。
「耐病性」と「個性的な風味」を兼ね備えた、まさに新時代のコーヒー品種です。
起源と背景
Parainema は **ホンジュラス農業研究所(IHCAFE)**によって開発された比較的新しい品種です。
もともとは「コーヒーさび病」という病害から農家を守るために誕生しました。
系譜は、アラビカ種の一種「Villa Sarchí」と、アラビカとロブスタの交配種「Timor Hybrid」から派生した Sarchimor 系統に属します。
つまり、
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高品質なカップを生むアラビカの血統
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病害に強いロブスタ由来の遺伝子
をあわせ持つ、バランス型のハイブリッドなのです。
特徴と風味
Parainema が特別なのは「病害に強いだけの品種」ではない点です。
カップに表れる風味は非常にユニークで、
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柑橘(グレープフルーツ、オレンジ)
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トロピカルフルーツ(パイナップル、パッションフルーツ)
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スパイス(ジンジャーやシナモン)
など、華やかさと奥行きを併せ持っています。
時には「ゲイシャ」を思わせるほどの華やかなアロマを放つこともあり、
甘みのあるしっかりとしたボディと組み合わさって、忘れられない印象を残します。
国際的な評価
Parainema が世界で一躍有名になったのは、2017年のCup of Excellence Honduras。
この品種を使ったコーヒーが上位に入賞し、「耐病性品種=品質が劣る」という従来の固定観念を覆しました。
それ以来、世界中のロースターやバリスタから注目され、オークションでは高値で取引されるほどに。
今では「次世代のスター品種」と呼ばれる存在になっています。
栽培地域
現在はホンジュラスが中心ですが、
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ニカラグア
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エルサルバドル
など中米各地へ栽培が広がりつつあります。
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